授業レポート
教材を活用した授業実践事例
- 実施校
- 大和郡山市立片桐中学校
- 実施日時
- 2025年7月7日 5~6校時
- 授業者
- 日本原子力文化財団
- 実施学年
- 3年
実施内容
本教材では、中学生にとって身近な歴史の流れを手がかりに、日本がどのようにエネルギーを選択してきたかを学ぶことが出来る。各発電方法の特性や長所・短所を理解し、エネルギーミックスの意義を考えることを目的としている。動画を視聴して理解を深めるとともに、今後の日本の電源構成についてグループで意見を出し合う活動を通じて、自分の考えを広げ、深めていくことが出来る。
- 日本のエネルギー選択の歴史的経緯を理解し、主要な発電方法の仕組みやそれぞれの利点・課題について基礎的な知識を身につける。
- 学んだ知識をもとに、エネルギーミックスの意義を多角的に考察し、今後の日本の電源構成について自分の考えを根拠をもって表現する。
- グループワークを通じて他者と意見を交換し協働する姿勢を養い、持続可能な社会の実現に向けて主体的に課題を考えようとする態度を育成する。
授業概要
1時間目
学習活動
導入(5分)
- 我々の生活とエネルギーには密接なかかわりがあること
- 産業革命以降、エネルギー需要が増大したこと
原子力・エネルギー図面集などの別教材も用いて、授業で触れるエネルギーの全体像を振り返り、特にその中でも「電気」について学習することを解説。
動画視聴・ワークシートの記入(45分)
- <動画視聴>明治維新と石炭(7:33)まで
- ・石炭火力発電のメリット・デメリットの記載
- <動画視聴>大正と水力(10:19)まで
- ・水力発電のメリット・デメリットの記載
- <動画視聴>経済発展と石油(13:57)まで
- ・石油火力発電のメリット・デメリットの記載
- <動画視聴>オイルショックと原子力(15:49)まで
- ・オイルショックの教訓の記載
- ・原子力発電のメリット・デメリットの記載
- <動画視聴>東日本大震災とLNG(23:03)まで
- ・ LNG火力発電のメリット・デメリットの記載
- <動画視聴>まとめ エネルギーミックス
発電のメリット・デメリットの解説シーンでは動画を停止し、ワークシートへの記載の時間をしっかり設けるようにした。動画に出てくるクイズの内容によっては選択肢を設けたスライドを用意して、参加型の展開とした。
2時間目
学習活動
個人ワーク(5分)
- ワークシートの設問3を「あなたが考える2040年の日本のエネルギーミックスは?」に変更し、電源構成の割合と理由を記載させた。
従来のワークシートに比べ、より具体的な題材(テーマ)を設定することで、グループワークでの議論が進めやすくなるよう工夫。また、電源構成はイメージしにくいため、現状の電源構成を示したスライドを作成し、ヒントとして提示した。
グループワーク(35分)
- 個人ワークで出た考えを5~6人のグループで共有する
- 話し合いの中で結論づけたグループが考える電源構成とその理由を記載する
- 各グループの電源構成を発表し、他グループに共有する
話し合いの時間を可能な限り確保した。
まとめ
- 第7次エネルギー基本計画についての解説
- エネルギー政策の基本方針(S+3E)についての解説
上記の点をまとめたスライドを用いて授業のまとめを行った。