授業レポート
教材を活用した授業実践事例
電気ができるまで~いろいろな発電の仕組みを見てみよう~ モデル授業
- 実施校
- 新宿区立四谷小学校
- 実施日時
- 2026年1月30日 4校時
- 授業者
- 主任教諭 香取 桜子
- 教科・科目
- 社会科
- 実施学年
- 4年1組
実施内容
1
単元名(活動名)
単元「住みよいくらしをつくる」 小単元「くらしをささえる電気」
2
本時の目標
電気の供給の仕組みや経路、都内外の人々の協力などに着目して映像資料で調べ、必要な情報を集め、読み取り、電気供給のための事業の様子を理解できるようにする。
授業概要
課題をつかむ
■本時の導入場面ではこれまでの電気の学習を振り返る。
- 発電所ではどのように電気がつくられていたか?
【問い】
発電所ではどのように電気をつくっているのだろう
調べる
学習活動
- 映像の導入部分を視聴。
指導上のポイント
- 1:40まで映像を視聴させる。
- ワークシートを配布
- ワークシートの「電気がつくられるまで」「良い点」「課題」のそれぞれについて、動画を見ながら、大切だと思った言葉や気づいたことをメモや箇条書きで書いておくように伝える。
- 2. 発電の仕組み部分を視聴。
<火力発電>電気がつくられる方法を視聴。
- ワークシート「電気がつくられるまで」を記入させる。
<火力発電>「良い点」「課題」を視聴。
- ワークシート「良い点」「課題」を記入させる。
指導上のポイント
- 1:55~3:33まで映像を視聴させる。
<原子力発電>電気がつくられる方法を視聴。
- ワークシート「電気がつくられるまで」を記入させる。
<原子力発電>「良い点」「課題」を視聴。
- ワークシート「良い点」「課題」を記入させる。
指導上のポイント
- 3:34~4:50まで映像を視聴させる。
<水力発電>電気がつくられる方法を視聴。
- ワークシート「電気がつくられるまで」を記入させる。
<水力発電>「良い点」「課題」を視聴。
- ワークシート「良い点」「課題」を記入させる。
指導上のポイント
- 4:51~6:06まで映像を視聴させる。
■火力・原子力・水力以外の発電所があるか発問。
- 他にもどんな発電所があるのか?
指導上のポイント
- 6:07~8:39まで映像を視聴させる。
- 3. ワークシートの整理
「火力発電」「原子力発電」「水力発電」の特徴をまとめる。
- 電気はどのようにしてつくられていた?
- 「良い点」はどんなことがありましたか?
- 一方で「課題」はどんなことがありましたか?
- 4. 電力会社で働く人のインタビューを視聴。
- ワークシート「電力会社で働いている人の努力や工夫」を記入させる。
指導上のポイント
- 8:40~10:13まで映像を視聴させる。
まとめ
ワークシート「問いについてのまとめ」を記入させる。
指導上のポイント
- 問いに対して「どのように」の部分が自分の言葉でまとめられるようにする。
「発電所では・・・だから( )して生活できる」になるようにまとめさせる。
授業で使用した資料
「住みよいくらしをつくる」
ダウンロード(PDF)
ワークシート
ダウンロード(PDF)
ダウンロード(WORD)
電気ができるまで
~いろいろな発電の仕組みをみてみよう~
授業を実施して
授業中の児童の様子
- 導入の「発電所ではどのように電気をつくっているのか」について予想を基に映像に集中していました。児童は、「電気がつくられるまで」の映像の中でタービンを回している等細かい部分も着目しながら関心をもち映像を視聴していました。今回は学級全体で映像を視聴して、火力発電、原子力発電、水力発電の発電方法と良い点と課題を調べました。児童の発言の中で、発電方法や良い点の共通点を見付け、電気の供給について理解しようとする姿がありました。
- 「電力会社で働く人の話」から努力や工夫を考える場面では、たくさんの働いている人が協力し、電気が不足しそうな時は、電力会社で電気を分け合っていることに気付き「電気は有限であるけど、たくさんの人が協力しているから安全で安定して電気を使うことができる」と発表した児童がいました。
- 「自分たちの生活は」と問うと、多くの児童から「だから安心して生活できる」と発表があり、電気を供給する事業の理解と生活の維持と向上についても自分なりに考え、学習をまとめることができました。
- 以下の児童の反応にもあるように、「電気を供給すること」「電力会社で働く人の努力や工夫」など自分なりに考え、学習をまとめることができました。
「電気ができるまで~いろいろな発電の仕組みを見てみよう~」教材の活用について
- 本時は、学習指導要領 第4学年の内容(2)電気を中心教材とした「くらしをささえる電気」の第3時間目の調べる時間です。電気の供給の仕組みや経路、電気を供給する事業は、安全で安定的に供給できるように進められていることについて学習する指導例を示しています。また指導案に記載しているように、、水道を中心教材に学習展開したあと、電気を2時間で扱う「くらしをささえるライフライン(水を中心に)」の視点からも「電気の供給の仕組みや経路」を取り上げて学習できます。
- 未来を生きる児童には、①電気のエネルギーは、有限であり私たちの生活に不可欠であること、②電気がつくられ供給される仕組みを理解し、そこにはたくさんの人々が工夫や努力をしていることを学んでほしい。社会科で、この内容を意図的に扱うことは、大変有意義だと感じました。指導案「住みよいくらしをつくる」については、発問や指示が明確に示されているので、初任者の先生も初めて電気の授業を行う先生にも指導することができる内容になっています。
- 映像教材「電気がつくられるまで」は視覚的に捉えることができ、分かりやすかったです。児童に考えてほしいことは、途中で映像を止め、発問しました。児童の感想にも「映像の図や良い点と課題に分かれて説明しているところが理解しやすかった」と映像を効果的に活用できることを私自身も実感できました。
- 映像資料の最後の部分を視聴することで、まとめの時間に自分たちで協力できることを考えるきっかけに活用できます。また「総合的な学習の時間」と関連させ、環境に関する学習をすることにも活用できると思います。
問いについて分かったこと(児童の反応)