授業レポート
教材を活用した授業実践事例
エネルギー×持続可能な水産業~陸上養殖~ モデル授業
- 実施校
- さいたま市立美園北小学校
- 実施日時
- 2025年2月13日 5校時
- 授業者
- 横須賀 篤 教諭
- 教科・科目
- 理科
- 実施学年
- 6年3組
実施内容
生物と環境 「サーモンの陸上養殖から海の環境保護を考える」 (陸上養殖の取り組みをさぐろう)
人の生活について、環境との関わり方に着目して多面的に調べる活動から、人と環境の関わりについて理解し、生命を尊重したり、問題を解決しようとしたりする態度を育成する。具体的には空気や水、生き物などを中心として、人のくらしが環境にどのような影響を与えているか。どんな工夫をしていくことが必要かを考えさせたい。
児童は5年生社会科で日本の漁業を勉強し、魚の獲りすぎや環境の変化によって、漁獲量が減少し、養殖事業が各地で行われていることを学んだ。海で行う養殖においても、海水温の上昇による成長の阻害、狭い管理区域に餌を投入することにより発生する水質悪化の問題が発生している。この問題に対応する切り札として、陸上における魚の養殖が試みられている。この教材では九州福岡県豊前市で行われている「サーモンの陸上養殖」を紹介しているので、本映像教材を利用することにより、理解させることができる。
- 海水を汚さないで魚を養殖する取組に関心をもつ。
- 陸上養殖ができれば、計画的に魚を提供できると考えられる。
- 海水を汚さず安定した養殖により、SDGsの目標に役立つことが分かる。
授業概要
導入(10分)
- この魚はなに?
- 好きな寿司ネタの第1位は?
- サーモン(サケ・マスの仲間)の消費と生産量について
- 日本の養殖事業の問題点は?
資料・備考
オリジナルのパワーポイントを用意
展開(25分)
資料・備考
映像の視聴時間は約13分
ワークシートを配布し、視聴した内容をまとめさせ、児童と問答しながら整理していく
資料・備考
ワークシートの配布
まとめ(10分)
授業で使用した資料
「生物と環境」
ワークシート
File.006エネルギー×持続可能な水産業
~陸上養殖〜
授業を実施して
授業中の児童の様子(反応)
児童は5年生の社会科において、日本の漁業について学んでいます。また、テレビや新聞等の情報からも、日本の漁業について見聞きしています。児童との問答の中で、寿司の中でもマグロやエビ、サーモンが大好きなことがわかりましたので、授業の導入は寿司ネタから入りました。このため、児童は喜んで自分の好きな寿司ネタを発表しました。その発展としてサーモンの海での漁獲が頭打ちで、養殖が中心になっていることには、とても驚いていました。また、海の生け簀で養殖をすることは、海水温の上昇が魚の成長に影響することや、餌の食べ残しが水質汚染につながる可能性があることにも不安を感じたようです。今後も日本の漁業に興味関心をもってくれることを、願っています。
「THE POWER OF ELECTRICITY ~電気の力で、未来をつなぐ~」教材の活用について
- 最新の情報が得られるため、児童にとっては驚きの連続で興味関心が高い。
- 関係者が児童に話しかけるような口調で番組が展開するため、思わず自分が現場にいるような感覚になる。
- 自分達の未来のために、今大人がどんな工夫をしているか知るきっかけになる。
があげられます。高学年の児童にとっては、自分の生活を工夫したり、進路選択の話題にもなりうる内容で素晴らしいと思います。
授業実施後の児童の学習感想
井ノ口 葵さん
最初、「陸上養殖」という言葉を聞いたとき、陸上で魚を育てられるのか?という疑問がうかびました。でも水そう、ろ過装置、コンピューターなどを使えば、陸上でも魚を育てられ、しかもSDGsに貢献できると知って、驚きました。
吉田 悠希さん
「陸上養殖」という言葉を初めて知りました。動画の中で水を再利用しているところがすごいと感じました。またこの陸上養殖の取り組みが、SGDsの目標の中で3番(すべての人に健康と福祉を)やいろいろな目標に貢献していることも知れてよかったです。