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    授業レポート

    教材を活用した授業実践事例 1

    実施校
    東京都渋谷区立上原中学校
    実施日時
    2021年5月14日 6校時
    授業者
    伊藤郷 指導教諭
    教科・科目
    総合的な学習の時間
    実施学年
    第1学年1組、2組、3組 (Teamsハイブリッド授業)

    実施内容

    1
    単元名(活動名)

    「ちがいを力にかえる街」シブヤの魅力を追求しよう」

    2
    活動内でめざす生徒像
    • 様々な困難を前に自ら課題を設定し、仲間と協力し合いながら、タブレット端末を使いこなし、情報を収集・整理・分析し、他者へ発信したり提案したりできる生徒
    • 自分の生まれ育った地域や渋谷区に対して、自信と誇りを持っている生徒
    • 未来の創り手の一員として、主体的に地域社会の取り組みに参画する人材になろうとする生徒
    3
    単元のねらい

    渋谷区政がめざす方向とその理由について考える学習において、課題解決に必要な力を身に付けさせるとともに、多様性と包括性を尊重した地域社会の創り手になろうとする態度を育てる

    4
    単元計画
    時数 テーマ 学習活動(学年生徒全員参加ハイブリッド授業) タブレットの活用
    1 未来のシブヤ 未来のシブヤ
    Society5.0時代に必要な力とは何か?
    新時代に必要な力を身に付ける新教科を考えてみよう。
    Teams課題提出機能
    2 シブヤ再発見 シブヤの魅力を発見しよう!シブヤクイズ
    自分でテーマを考えよう。
    Formsアンケート集計機能
    テキストマイニング
    3 シブヤと世界(本時) シブヤとSDGs
    これからの世界に必要な取り組みとは何か?
    Formsアンケート集計機能
    テキストマイニング
    5
    本時のねらい

    SDGsが求められている世界情勢を知り、17の目標について考える学習において、持続可能な地域社会の創り手になろうとする態度を育てる。

    授業概要

    導入

    1
    準備をする。

    タブレットを持って、着席。冊子を配布する。

    教員も生徒もTeamsを立ち上げる チームの会議に参加する。
    教員機…音声ONでプロジェクターにつなぐ。
    生徒機…カメラOFF・マイクミュートで参加

    2
    前時までのふりかえりをする

    これまでの2回の授業をふりかえる

    「1回目は未来社会について考えた。時間軸の移動。」
    「2回目は足元のシブヤについて考えた。原点の確認。」
    「3回目の今日は世界について考えよう。空間軸の移動。」

    展開

    3
    説明を聞く

    「SDGsとは何か?シブヤとSDGsの関わりとは?」

    問 SDGsについて聞いたことがある人はどのくらいいますか?
    問 SDGsをわかりやすく説明できる人はいますか?
    ・スライドで渋谷のSDGsに関する取り組みを3つほど紹介する。

    4
    動画を視聴する(20分間)

    各クラスの教員機で、教員がURLを押し、再生する

    5
    考え、表現する。

    「最も解決すべきと考えた、SDGsの目標はどれですか?」

    チームの一般チャネルの投稿タブを開き、FormsのURLを開く。
    1.選択肢から一つ選ぼう。
    2.理由を答えよう。

    6
    情報を集める。

    入力が終わったら、「渋谷 SDGs」等で検索する。

    7
    問題意識を共有する。

    学年全員の問題意識がテキストマイニングされた画像を見る。
    紹介された意見を聞き、考えの幅を拡げる。

    まとめ

    8
    解説を聞き、考えを深める

    SDGsが何か、わかりましたか?
    そしてSDGsの達成までの道のりは、いくつもある。その道のりの1つである「電化」を本日は紹介しました。 電化が進むことで、色々な課題が解決されます。実はこのオンライン授業も、電気がないと、できませんね。  エネルギーについて考えることは、この国や世界のこれからを考えることです。ぜひ、様々な発電方法などに関心を持ってほしいと思います。

    9
    評価の観点

    • 自ら課題を考え、テーマを設定することができたか
    • 設定したテーマについて情報取集を行い、調べ方を考えたり工夫したりすることができたか
    • タブレット端末を活用し、集めた情報を客観的に整理・分析できたか
    • 必要に応じて課題の再設定ができたか
    • 整理・分析した情報を比較したり関連付けたりして、深く考察できたか
    • タブレット端末を活用し、探究学習の成果をまとめ、効果的に表現することができたか
    • 探究学習に積極的に取り組むことができたか
    • 探究学習の方法を理解し、身につけることができたか
    • 仲間と協力して、探究学習に取り組むことができたか

    授業で使用した資料

    指導案

    シブヤとSDGs
    これからの世界に必要な取り組みとは何か?
    学習指導案

    ダウンロード

    動画

    「SDGs×電気」
    【概要編】SDGsと電気の関係

    冊子

    「SDGs×電気」

    授業を実施して

    授業中の生徒の様子

    「最も解決すべき目標を1つ選べ」という問いに答える際、「日本としてなのか、世界としてなのか?」という質問や、「インターネットで少しだけ調べてから、自分の意見を決めてもよいか?」という提案があり、生徒が知的好奇心を持ち、意欲的、積極的に学習に取り組むことができていた。

    授業実施後の生徒の学習感想

    17個も目標がある中で三つだけでも達成できた日本は凄いと思う。でも世界から見たらまだ解決しなければいけない目標がいくつもあるから国際機関だけでなく私たちができることをしたい。

    SDGsについては小学校でも学習する機会がありましたが今回電気との関係を動画などで学んで一人一人が協力し生活との関りを知ることが大事なんだなと思いました。

    一つの課題を解決するだけで案外多くの問題が解決すると知りました。

    17の目標一つ一つはつながっているのだとわかりました。世界の国同士で協力することが大切だと思いました。電気を使うと二酸化炭素を減らせると聞いて驚きました。自分たちができることを考えて行動したいです。

    「SDGs×電気」教材の活用について

    短い時間でSDGsに関する知識を吸収できた。SDGsについてこれから学んでいく中学1年生の初期にぜひ見せたい内容である。わかりやすくテンポのいい展開、親しみやすい登場人物・キャラクター、多くの生徒が動画の世界に引き込まれていた。後編の動画はいつ見せてくれるんですかという質問も多数あった。  解決への多様な道のりのうち、「電化」という切り口を1つ紹介しているので、電化から、資源・環境へ、エネルギー問題へ、発電方法へ、資源の輸入などから国際関係へ、電気にアクセスできない人が世界で約8億人いることから、発展途上国と先進国の問題へ…と思考が連続し、拡がっていきやすい構成となっている。  次のステップとして、「電化」以外にどのような切り口が考えられるか、また、身近な行動としてはどのようなことが考えられるか、学習を進めていくことが考えられる。