『エネルギートラベラー』生徒用冊子
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ジア2ア4中東アメリカイギリスフランス日 本ドイツ石 炭31.0%石 炭24.5%LNG40.7%石 炭30.1%カザフスタン0.7%マレーシア0.4%その他1.6%アラブ首長国連邦31.5%中東依存度約90%0.8%2.4%0.5%1.0%6.9%1.0%0.8%原油電源構成比LNG39.0%LNG37.5%原子力19.3%原子力17.5%原子力70.5%LNG原子力15.1%12.4%ナイジェリア1.8%アメリカ合衆国6.3%ロシア8.2%オマーン3.3%カタール11.7%インドネシア3.0%サウジアラビア40.1%パプアニューギニア4.6%3.9%6.6%11.3%LNG(水力除く)37.1%(水力除く)38.3%その他2.4%オーストラリア39.1%マレーシア14.2%ブルネイ5.3% 各国における電気がつくられる方法(火力、原子力、水力など)の組み合わせを電源構成と言います。 日本は東日本大震災後に原子力発電の稼働が停止したため、火力発電が全体の8割近くを占めています。 アメリカは国産のシェールガス・オイルが増産した結果、自給率が上がりました。 イギリスは自国の油田が枯れた影響などで、再生エネルギーへの方向転換を進めています。 フランスはエネルギー資源が乏しいので、ほぼ7割を原子力発電でまかなっています。 ドイツは国産石炭から再生可能エネルギーへの転換が進んでいます。そのために電気料金の上昇を招いています。エネルギー自給率とは、その国で使用するエネルギー全体のうち国産エネルギーが占める割合のことです。原子力は、燃料のウランを一度輸入すると長期間使用することができるうえ、使用済燃料もリサイクルすることでエネルギー資源の輸入依存を抑えることができるため、準国産エネルギーといわれています。バーレーン0.5%オマーン0.6%カタール8.3%クウェート9.0%【出典】日本は資源エネルギー庁「令和2年度(2020年度)エネルギー需給実績(速報)」を、   日本以外の国は IEA「World Energy Balances (2021 Edition)」をもとに作成【出典】資源エネルギー庁「日本のエネルギー」をもとに作成※合計が100%にならないのは四捨五入のため※合計が100%にならないのは四捨五入のため6.4%石 油1.8%3.3%再生可能エネルギーほか再生可能エネルギーほかエネルギー自給率水 力7.8%12.0%水 力10.1%10.4%(2020年)11%104%71%54%35%日本はエネルギー資源のほとんどを輸入に依存しています。特に原油は9割近くを中東に頼っているので、この地域の政情が不安定になると、日本は大きな影響を受ける可能性があります。電源構成を比較すると各国のエネルギー事情が見えてくる日本はどの国から原油やLNG(液化天然ガス)を輸入しているのかエクアドル1.6%アメリカ合衆国1.7%ロシア4.1%各国の電源構成からエネルギー事情を調

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