1020年 人類最初のエネルギー源は、薪(まき)などを使って燃やした火でした。やがて、水車や風車、馬車などを使うようになりました。石炭を使うようになったのは産業革命からです。蒸気機関が発明されて、機関車や工場ができると人々の生活は大きく変わりました。20世紀になると、工場、自動車、飛行機、暖房などの燃料や化学製品の原料として石油が大量に消費されるようになります。 家庭に電気が普及すると、生活はより便利で豊かになり、消費するエネルギーの量も急激に増えていきました。今後も世界の人口は増え続け、生活水準が高くなるにつれ、必要なエネルギーがますます増えていくでしょう。 これはNASAの宇宙衛星が2016年に撮影した地球の夜景です。東京、ロンドン、ニューヨークなどの国際的大都市は、夜も明るく輝いているのがわかります。 また、中国、インド、ブラジルなどの新興国でも幹線道路がわかるほど、明るく輝くようになっています。一方、暗く見えているアフリカなどではおよそ7.7億人が電気のない生活を送っています。Credit: NASA Earth Observatory images by Joshua Stevens,using Suomi NPP VIIRS data from Miguel Rom?n, NASA's Goddard Space Flight Center【出典】資源エネルギー庁「わたしたちのくらしとエネルギー」をもとに作成ワットの蒸気機関(1769年〜)発電機鉄道馬車(原油換算)200億トン15010050500(石油換算)18001900予測20002030人類の進歩とともにエネルギー消費は増え続けている宇宙から見た夜の地球はどんなだろう?世界全体のエネルギー消費量世界のエネルギー消費量はどうなっている
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